「GC-MSによる産地の異なるスペアミントの香気成分の分析」のアプリケーションノートです。

gc_021

スペアミントオイルは香料として様々な食品に使われています。産地の異なるスペアミントオイルは組成が異なり、食品の風味に影響します。スコッチ及びミッドウェスト、2 つのスペアミントオイル試料を高速GC 技術とLECO Pegasus III 飛行時間型質量分析計(TOFMS)の高速データ取込機能を用いて分析しました。

Pegasus III の自動データ処理システムには、ピーク ファインド及びスペクトルデコンボリューションがあります。ピーク検出機能は、複数の同時に溶出する成分を含む試料中に存在する全てのピークを検出します。次に、デコンボリューションにより同時に溶出した混合マススペクトルを個々のマススペクトルに分離します。 一旦、各試料のピークが検出され、スペクトルが作成されると、それらを元に比較が行われます。比較機能は、両方のオイルに様々な濃度で存在する検体以外に、一方のオイル中に存在し、もう一方のオイルには存在しない成分を検出し、同定することができます(ユーザーが設定した閾値に基づく)。

データ処理を行い、マススペクトルをNational Institute of Standards and Technology (NIST)1998 Mass Spectral Database とTerpene Essential Oil Library の両方に照らし合わせて検索しました。

詳細は、下記ファイルをダウンロードしてご覧下さい。

GC-TOFMSによるスコッチスペアミントオイルと ミッドウェストスペアミントオイルの比較