あなたの身近な暮らしの陰に、実はLECOのテクノロジーが。

食品

「食の安全性」を確保するための食品中の残留農業の分析

「食の安全」に対する世間の関心がいっそう高まっています。海外からの輸入食品に、人間の健康を害するレベルの農薬が残っていることが発覚し、大きな問題となったのは記憶に新しいところです。そんななか、野菜や果物などの生鮮品、さらに冷凍加工食品などの残留農薬を分析するニーズは増大の一途を辿っています。こうした食品中の複雑な残留農薬成分の分析に大きな威力を発揮しているのが、LECOのガスクロマトグラフ-質量分析装置。食品中に含まれる膨大な成分を、LECO独自の分離分析テクノロジーによって、残留農薬の種類と量をスピーディーに明らかにします。このようにLECOは、分析対象の拡大と分析効率の向上に大きく貢献するとともに、「食の安全」を社会の根底でしっかりと支えています。

 

ビールの風味をさらに向上させる醸造法開発のための分析

LECOの分析装置は“匂い”をも解き明かします。たとえば、ビールの匂いを分析して、より良い風味が得られる醸造方法の開発にも、LECOのセパレーション サイエンス領域の装置群が重要な役割を担っています。ビールがホップから作られるのはご存知の通りですが、ビールの香りというのはそのホップの種類によって異なり、また発酵状態も大きく影響します。そこで、ビールから漂う匂い成分を詳細に分析し、どのような香りが好まれるのかを解明して、最適な原料と醸造方法を導き出しているのです。その過程では、微妙な匂い成分を正確に抽出する高度な分析技術に、LECOのガスクロマトグラフ-飛行時間型質量分析装置が用いられているのです。みなさんが普段楽しまれているビールの風味にも、実はLECOのテクノロジーがひそかに関わっています。