LECOジャパン|ユーザーズ・フォーラム2026
開催のご案内
| ■開催概要■ | |||
| ⽇時 | 2026年7⽉3⽇(金) 13:00〜18:00頃まで | ||
| 会場 | AP浜松町(東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルB館地下1F) | ||
| オンサイト受付開始 オンライン入室開始 | 12:30~ 12:45~ | ||
| フォーラム開始に際して | 12:50~12:55 | ||
| ご講演 | 13:00~18:00 | ||
| 質疑応答 | 各テーマ終了後5分程度 | ||
| 意見交流会 | 18:00~20:00 | ||
| 開催方式 | オンサイト/オンライン同時開催 | ||
| オンサイト定員 | 70名(先着順)※定員になり次第、締め切らせて頂きます。 | ||
| 参加費 | 無料 | ||
※上記設定時間は多少前後することもございます。予めご了承下さい。
◆ Program ◆
- 13:00~13:40
【LECOジャパン】
最新トピックスのご紹介
- 13:40~14:20
テーマ①
『GC×GC-TOFMSによる血中揮発性有機化合物(VOC)のノンターゲット解析―血清VOCプロファイリングの実際と生体情報解析への展開―』
講師:帝京平成大学 健康メディカル学部 健康栄養学科 准教授 長谷川和哉 先生 -
【要旨】揮発性有機化合物(VOC)は、生体状態を反映する分子情報としての利用が期待されている。一方で、血清などの生体試料には多数の微量VOCが含まれることに加え、試料の粘性、前処理条件、容器由来成分やブランクの影響など、ノンターゲット解析を行う上で多くの課題がある。本講演では、当研究室におけるGC×GC-TOFMSを用いたVOC解析基盤を紹介するとともに、血清VOCプロファイリングの実際、試料調製やブランク管理の課題、多変量解析を用いた生体状態解析への展開について概説する。
- 14:20~15:00
テーマ②
『GC×GC-TOFMSで明らかにする小惑星リュウグウの有機分子の多様性』
講師:国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系
准教授 菅原春菜 先生 -
【要旨】小惑星探査機「はやぶさ2」が2020年12月にC型小惑星リュウグウから持ち帰ってきたサンプルの有機分析から多種多様な有機分子が存在することがわかってきた。リュウグウは太陽系初期の情報を残す始原的な天体である。有機分子の混合物の分離分析に有力なGC×GC-TOFMSを用いて、リュウグウサンプルから抽出した可溶性有機分子画分について網羅的な分析を行ったところ、これまで報告例のないような複雑な有機硫黄化合物が存在することが明らかになってきた。本講演では、リュウグウに含まれる有機分子の特徴やGC×GC-TOFMSを用いた研究例について紹介する。
- 15:00~15:30
**~ Break Time ~** 

- 15:30~16:10
テーマ③
『新生児の頭部の匂いを再現した香りづくり』
講師:センツフェス株式会社 代表取締役社長(CEO) 尾崎まみこ 先生 -
【要旨】生まれたばかりのあかちゃんの頭の匂いを、ストレスフリーな方法で採集し、GCxGC-MSで得られた化学成分の分析結果をもとに再現することに成功した。この再現香料組成物を使って、心理学的感覚評価テストを行い、その匂いが人々に心地よい情動を引き起こすことを明らかにした。また、fMRIによる脳計測の結果から報酬系を活性化することも わかってきた。驚いたことに生まれたばかりのあかちゃんの頭部の匂いは個人差が少なく、その後、個性が出てくることが分かった。私達は出生間もないあかちゃんの香料組成物そのものを原料として、自社ブランド香水、プポンピュアオードパルファンを開発、 販売した(会場で匂い嗅ぎ体験実施)。
- 16:10~16:50
テーマ④
『フレーバー研究におけるマシンラーニングの応用』
講師:大阪公立大学 研究推進機構 特任教授 中田靖 先生 -
【要旨】近年、香りや味を含む食品フレーバー研究へのマシンラーニング(機械学習)の応用が注目されている。その分野は、食品のフレーバー予測や、重要フレーバーのスクリーニング/フレーバー化合物の合成予測といった食品のフレーバー制御に関するものなど広範囲であるが、ここでは、フレーバー化合物の 分子構造と官能試験者のフレーバー表現との関係を予測するマシンラーニングの事例を紹介し、課題と今後の展開について考えてみたい。
- 16:50~17:30
テーマ⑤
『GC×GC/MSが解くネコ科動物の尿に刻まれた化学的個性』
—分岐鎖脂肪酸と腎臓脂質リザーバーによる個体識別シグナル—
講師:岩手大学 農学部 分子生体機能学研究室 教授 宮崎雅雄 先生 -
【要旨】動物のマーキング臭は、時間が経過しても個体を識別できる情報を保持する必要がある。しかし、尿の匂い成分は揮発や分解により変化しやすく、その化学的な安定性の仕組みは十分に分かっていない。我々は、ネコ科動物の尿に含まれる分岐鎖脂肪酸に着目し、GC×GC/MSを用いた網羅的な脂質プロファイリングから、個体ごとに特徴的で時間的に安定した化学組成を明らかにした。さらに、これらの成分が腎皮質の脂質滴に蓄えられたトリアシルグリセロールに由来することを示し、腎臓が尿中の個体識別シグナルを安定化する「脂質リザーバー」として機能する可能性について見出した。GC×GC/MSが、複雑な生体試料中に潜む微量・類似成分を可視化し、動物の匂いコミュニケーションの理解にどのように貢献できるかを紹介する。
- 18:00~20:00
意見交流会 お食事とお飲み物をご用意しております。
講師の先生方や参加者の皆様との情報交換の場として、お気軽にご参加ください。 -


