「GC-MSおよびGCxGC-MSによる産地およびローストレベルの異なるコーヒーの香気成分の差異分析」のアプリケーションノートです。

キーワード:ワイン、香気成分、HS-SPME、GC-TOFMS、GCxGC-TOFMS、デコンボリューション

コーヒーは世界で最も消費されている飲料の1つであり、コーヒーの味と風味は豆の種類や地理的起源、保管と加工の条件、焙煎条件、抽出方法の違いにより大きく異なります。
これらの違いを把握することは、品質管理、プロセスの最適化、およびフレーバーと特性に関する情報を消費者へ提供するのに役立ちます。
本アプリケーションノートでは、さまざまな豆から抽出されたコーヒーを比較して、ローストレベルによる違いを調査しました。
6種類の豆(ペルー、コスタリカ、コナ、およびコロンビアのミディアムロースト、コスタリカおよびコナのダークロースト)から抽出したコーヒーをHS-SPMEおよびGCまたはGC×GC-TOFMSを用いて分析しました。
Pegasus® BT 4Dは、ノンターゲットによるGCまたはGCxGC-TOFMS分析を可能にし、複雑なサンプルについての情報を得ることができる強力な分析ツールです。 HS-SPMEはコーヒーサンプルから揮発性および半揮発性化合物を収集し、GCまたはGCxGCはサンプルに含まれる化合物を互いに分離し、TOFMSにより何百もの化合物の同定と相対的定量情報を得ることができました。 ミディアムとダークの焙煎豆から調製した6つの異なるコーヒーサンプルを比較した結果、地理的な起源とは関係なく、焙煎スタイルに関連していると思われる特定の化合物が明らかになりました。 また、GC×GCではGCで検出できなかった化合物を検出することができました。

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詳細は、下記ファイルをダウンロードしてご覧下さい。

GCおよびGCxGC-TOFMSによるコーヒーのキャラクタリゼーションとローストレベルの識別