【分析条件】
- PegasusBT/PegasusBT4Dは精密質量を測定できますか?
- できません。本機種は、高速スクリーニングを目的とした設定のため、整数でのデータ記録様式になります。精密質量の測定を希望されるお客様へは、精密質量タイプの質量分析装置である、PEGASUS GC-HRT+をお勧め致します。
【解析】
- LECOはメタボロミクス専用ライブラリーを持っていますか?
- LECO/Fiehnメタボロミクスライブラリーを供給しております。このライブラリーを用いると化合物同定には脂肪酸メチルエステルを基準にした保持指標(RI)の確認が可能です。また、TOFMSスペクトルで作成された唯一のメタボロミクスライブラリーですので、LECOのデータとの一致性が高くなります。
【ヘリウム供給不足について】
- GC-MSのキャリアガスに水素を使うことはできますか?
- 弊社GC-TOFMSでは全機種、水素を使用して問題ないことが確認されています。
・速い線速度で用いることにより、ヘリウムと同等の分離能が得られます。ただし溶出位置は変わるので、ルーチン分析のメソッドやリテンションインデックスの見直しは必要です。
・感度は化合物によって変化します。
・水素との反応によるマススペクトルのシフトは現在のところ観測されていません。
・水素は爆発しやすいため、GC本体に水素センサーの設置が必要です。また、ボンベではなく、使用量のみ供給する水素発生装置をお勧めします。
注)一部配管の変更などが必要になります。詳しくは弊社技術サービスにお問い合わせください。
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