「GCxGCによる農薬、β-ヘキサクロロシクロヘキサンとトリフルラリンの分離」のアプリケーションノートです。

-231

一般的な無極性のGC カラム(100%ジメチル-ポリシロキサンおよび95%-ジフェニル-ポリシロキサン)を使用すると、農薬(殺虫剤)であるβ-ヘキサクロロシクロヘキサンとトリフルラリンは同時に溶出してしまいます。質量分析装置(MS)は、それら農薬に特有のスペクトルから同定を行なうことができますが、電子捕獲型検出器(ECD)などの選択性のない検出器を用いる場合には、クロマトグラフで分離しておく必要があります。ECDs は、MS に比べ低価格で、メンテナンスの必要性が少ないことから、日常的な農薬のモニタリングに使用されます。

包括的な 2 次元GC(GCxGC)は、このような同時溶出の問題を解決する方法の1 つです。GCxGCでは、独立した2 つの分離機構を1 つの検出器、1 分析試料に適用することで、ピークキャパシティを増大させることができます。GCxGC は、直列につないだ相の異なる二つのカラムから構成されており、その間にはサーマルモジュレータが連結されています。一次カラムで分離された試料は、サーマルモジュレータで一旦集束され、二次カラムに移行していきます。二次カラムを短くすることで、クロマトグラムを高速で作成し、一次カラムでの分離を保つことができます。分離結果は、平面プロットの保持時間(カラム1 の時間x カラム2 の時間)として表示されます。これは等高線(Contour)グラフと呼びます。

詳細は、下記ファイルをダウンロードしてご覧下さい。

GCxGCによる農薬、β-ヘキサクロロシクロヘキサンとトリフルラリンの分離