「高速GC-TOFMSを用いた農薬、キャプタンおよび イプロジオンの分解抑制分析」のアプリケーションノートです。

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米国環境保護庁(EPA)は、果物に使用する一般的な農薬(殺菌剤)である、キャプタンおよびイプロジオンの残留濃度の許容限度を規定しています。例えば、EPAによると現在、イチゴに残留するキャプタンの基準値は、25 ppm以下で、イプロジオンの基準値は15 ppm以下です。通常、これらの農薬は、果物からの抽出試料をガスクロマトグラフィーで分離し、選択的検出器(窒素リン検出器:NBDまたは電子捕獲型検出器:ECDなど)で検出することで、モニタリングしています。残念ながら、それらの農薬は、インジェクターやGCカラムで分解してしまう傾向があるため、定量分析だけでなく定性分析でさえも非常に困難となります。

キャプタンおよびイプロジオンの分解物ではなく分解が起きていない化合物(親化合物)を測定していると証明する方法の1つに、質量分析装置の使用が挙げられます。更に、分解するよりも早く親化合物を測定する可能性を高めるには高速GCの使用が望まれます。高速GCなら、GCにかかる時間が削減されカラムでの成分の分解を防げる可能性があります。高速GCを使用すると、クロマトグラムのピーク幅は2秒であるため、ピークの正確な取込には高速MSが不可欠です。従って、高速スペクトル取込能力(数百スペクトル/秒)を有する飛行時間型質量分析計は高速GCにとって最適なMSであると言えます。

このアプリケーションノートでは、キャプタンおよびイプロジオンをGC-TOFMSを使って分析した例を報告します。分析時間が20分、13分と異なる2つの条件で分析した結果を紹介します。

詳細は、下記ファイルをダウンロードしてご覧下さい。

高速GC-TOFMSを用いた農薬、キャプタンおよび イプロジオンの分解抑制分析