あなたの身近な暮らしの陰に、実はLECOのテクノロジーが。

日用品

書き味が滑らかなボールペンインク開発のための分析

私たちが普段、家庭や会社で使っているボールペン。そのインクの分析に、LECOの装置が活用されています。インクは主に、溶剤や着色剤、樹脂、そのほかさまざまな添加剤から構成されています。紙に書かれたインクから、これらの成分を特定することができるのが、LECOが世界に誇るガスクロマトグラフ-質量分析装置。複雑に絡みあった多くの成分を迅速かつ正確に同定するその性能は、世界中のユーザーから高い評価を受けています。こうしたインクの分析によって、ボールペンの書き味などの品質を向上させることはもちろん、偽造品を判別したり、あるいはボールペンで書類が作成された年代を測定することも可能となります。私たちのすぐ手元にも、LECOのテクノロジーが秘められているのです。

 

よりナチュラルで心地のいい香料の開発のための分析

“アロマ”という言葉もすっかり一般的になりました。ストレスの多い現代社会において、“香り”に癒しを求める人々が増えています。そこで、自然の植物から発散されている匂いを分析し、人間にとって心地のいい香料を開発する取り組みが、化粧品や日用品メーカーなどの手によって進められています。そんな研究活動を強力に支えているのが、LECOのガスクロマトグラフ-質量分析装置。たとえば、“バラのいい香り”とひとことで言っても、その匂いの中には膨大な数の香気成分が含まれています。しかもどの成分も微量であるケースがほとんど。それをひとつひとつ正確に特定し、いい匂いの秘密を解き明かしていく。こうした高度で難解な分析ほど、まさにLECOの真骨頂が発揮されるテーマです。